腸内美人で、肌美人♪
腸は「第2の脳」といわれるように、
大脳と同レベルくらいの神経細胞が集まっているってご存知でしたか?
その腸が司令塔のように判断しながら、身体に大切なものを取り込み、
不要なものを排出しています。これがスムーズにいかないと、
毒素の残った血液が全身を巡り疲れやすくなるばかりでなく、
せっかく摂取した栄養も上手に身体に取り込まれず、
肌荒れなど美容面でもマイナスになってしまいます。
今日は、腸を健康に保って、免疫力と美肌力を高めるためのお話です。
【免疫細胞の6割が腸で作られる!】
免疫細胞とは、血液中に含まれる白血球のことを言います。
血液を通じて全身をパトロールし、様々な病原体から身体を守ってくれています。
この免疫細胞、実は6割が腸で作られているのです。
これを聞いただけでも、腸内環境を整えることがいかに大切かが分かりますよね。
腸内環境が乱れると、免疫力が低下し、疲れやすい等の症状だけでなく、
ガンや脳卒中、高血圧、アレルギー等の大きな病気にも繋がります。
【腸内環境を整えるとは?】
さて、腸内環境を整えるとは、一体どういうことでしょうか。
まず、腸内環境が整っている状態とは、
腸内での細菌が善玉菌15%、悪玉菌10%、日和見菌75%割合がバランスが取れていること。
この腸内に1番多い日和見菌。
じつはこの菌種は善玉菌が優勢な時は良い働きをしますが、
悪玉菌が優勢になると悪さをします。
つまり、善玉菌は悪玉菌の数より減ってはいけないのです。
【悪玉菌が増える原因は?】
悪玉菌は肉類のタンパク質やアミノ酸を餌に生き、有害物質を放出し、
便秘や下痢といった症状が起きてしまいます。
また、食物繊維が少ない食事も悪玉菌が増える要因です。
食物繊維は善玉菌の働きを高めてくれるため、
食物繊維を摂らないことで善玉菌が減り、
悪玉菌が優勢の腸内環境になってしまう為です。
そして、ストレスも悪玉菌を増やす原因の1つです。
過度なストレスは自律神経が乱れ、胃酸や腸液の分泌が抑制されます。
その結果、消化不良を起こし、腸に腐敗物が溜まり悪玉菌が活性化しやすい環境となってしまいます。
【腸内環境は美容面にも影響】
腸内環境は健康面はもちろん、美容面にも影響します。
環境の良い腸を保つことで、細胞の隅々まできれいな血液を送ることができるからです。
逆に環境が乱れると悪玉菌が繁殖し発生したガスなどが血液の中に送られると、
にきびや肌荒れなどの不調をもたらします。
肌荒れ知らずの潤い肌も、スキンケアでお手入れすることと、
腸内環境を整えることの両面からアプローチするのが理想的です。
【腸内環境を整えよう!】
身体の司令塔となる腸がスムーズに働き、
免疫細胞が腸の中で元気に機能するには善玉菌を増やすことが大切。
そのために、3つのポイントを覚えておきましょう。
①ビフィズス菌飲料、乳酸菌飲料を積極的に取り込む
②発酵食品や食物繊維をしっかり食べよう
③適度な運動や睡眠を心がける
今日から貴女も、善玉菌を増やして、腸内美人で、肌美人になれますよ♪