ご存知ですか？【プレ更年期障害】

この時期、急に身体がのぼせたように感じたり、イライラや落ち込みなど「更年期のような症状」を感じることはありませんか??
更年期にはまだ早いはずだから、夏バテなのか・・・
なんて思ってみたりしますよね。

実は最近、２０代後半～４０代の女性に、こういった更年期のような症状に悩んでいる方が増えています。

今日は、そんな症状について詳しくご紹介いたします。

【更年期とは？？】

更年期とは、閉経前後の数年間（４５～５５歳）に「卵巣機能が終わりにむかう過程」のことで、女性の身体にとってはごく自然な変化です。
更年期に起きる症状は、身体症状では、ほてりや発汗、冷え、めまい、不眠、肌荒れが起こりやすく、また、精神症状では、イライラや落ち込み、集中力の低下や疲労感が起こりやすい症状と言われ、更年期障害とも言われています。
これらは、卵巣の働きが衰え、卵巣からでる女性ホルモンの分泌が除々に少なくなってくるために、表れる症状です。

しかし、最近では２０代後半から「更年期障害のような症状」が表れる女性も増えています。
この更年期より前（閉経前）に感じる更年期に似た症状を、最近では「プレ更年期障害」と呼んでいます。
では、このプレ更年期障害はなぜ起きるのでしょうか。

【プレ更年期障害はなぜ起きる？？】

更年期の症状は閉経前後の女性ホルモンの分泌量の低下によって起きる症状とお伝えしました。
閉経前に起きる原因として、

過度なストレス、ダイエット、不規則な生活、タバコ（血管の収縮により身体にストレスがかかる）によって月経不順等になり、ホルモンバランスが乱れて更年期に似た症状が起きてしまいます。

プレ更年期障害を感じている方は、ぜひ次のタイプ別対策方法をご参考くださいませ。
生理前に出る症状で、「自分の女性ホルモンが乱れる原因」を知ることができますよ

自律神経の乱れが原因

生理前にめまいや冷え、肩こりを感じる方はこのタイプです。
自律神経の乱れがホルモンのバランスを崩す原因となっています。
半身浴や冷えとり（足を温める）などをして血の巡りを良くしましょう。
適度なストレッチなどを組み合せれば、女性ホルモンのバランスをしっかり整えられます。

卵巣の機能低下が原因

生理前に、からだのむくみ、ニキビが出やすい方はこのタイプです。
卵巣の機能が低下するとホルモンの分泌が乱れ、自律神経のバランスにも大きなズレが出てくるのです。
ビタミンや良質のたんぱく質を中心に、バランスの良い食事を心掛けましょう。
適度な有酸素運動も改善に効果的です

セロトニン不足が原因

生理前に気持ちが塞ぎ込んでしまったり、悲しみや異常な食欲を感じることがある方はこのタイプです。
このタイプの方はまず、姿勢を良くしてみましょう。
そして毎日、ゆったりとした呼吸を何度も行うようにしてください。
酸素が体内に行き渡ることで、セロトニンの分泌が活性化されます。

いかがでしたでしょうか。
現在更年期のような症状がない方も、卵巣のはたらきは３０代から除々に衰え始めるので、今から少しづつ、食生活の見直しや、適度な運動等、身体のことを考えながら生活することが理想的です!!
本当の更年期障害が来る前に、女性ホルモンのバランスをきちんと整えておきましょう